マイクロソフトも注目する仮想通貨 イーサリアム(Etherum) とは?
こんばんは、あんこです。今日はアルトコインの中で最も時価総額が大きい、ビットコインにつぐ第二の暗号通貨として人気の高い、イーサリアム(Etherum)についてまとめてみることにします。
イーサリアム(Etherum) とは?
イーサリアムとは、ビットコインにつぐ時価総額を誇る暗号通貨であります。
ビットコインのように、通貨としての役割・決済手段の役割を持つのは勿論のこと、イーサリアムのネットワークは、インターネット上での契約・記録等にも利用する事ができます 。
ビットコインとは何かで述べたように、ビットコインなどの暗号通貨を用いた取引や記録は、ブロックチェーンと呼ばれる台帳のようなものに記録されていきます。
これに対しイーサリアムは、取引や記録が記述される台帳の他に、プログラミング言語によって自由に内容を記述できる台帳が存在します。
この第二の台帳が存在するのがイーサリアムがの特徴で、情報の記録・契約の締結などを管理していく事が期待されています。
マイクロソフトが注目したのもこの第二の台帳であり、ビットコインと違い決済以外の役割も果たすことから、個人よりも企業に注目されています。
イーサリアムは進化を2回残している
イーサリアムは進化を2回残していることから、フリーザに例えられます(勝手に例えてます) 。
今現在取引されているイーサリアムはまだ第二形態(Homestead)であり、今後2回のアップデートが予定されています。
イーサリアム(Etherum)第二形態(Homestead)から第三形態(Metropolis)へのアップデート
現在の第二形態はHomesteadと呼ばれ、まだ実用段階のものではありません。
次の第三形態は、Metropolisと呼ばれ、実用化に向けた大きなアップデートが行われます。具体的には、イーサリアムを利用したトランザクションを簡潔なものにし、負担を軽減する事が予定されています。第三形態のMetropolisにてようやく、実用的で一般ユーザーにも利用できるものになります。
イーサリアム(Etherum)第三形態(Metropolis)から第四形態(Serenity)へのアップデート
最終形態のイーサリアムでは、アルゴリズムの変更が行われる予定です。現在のアルゴリズムの形式は、ビットコインのPloof of Workと同じで大きな計算量を提供した人に報酬としてイーサリアムが支払われます。対してMetropolisにて行われるアップデートでは、Ploof of Stakeと呼ばれるアルゴリズムに変更される予定です。Ploof of Stakeとは、イーサリアムの所有量が多ければ多いほど信用に値するという意味であり、その名の通り所有量が多いほど取引を承認する権利が与えられます。
イーサリアムの将来性は?
ものすごく私見の入った意見になりますが、イーサリアムはかなり将来性の高い暗号通貨であると思います。未だ開発段階で一般ユーザー向けではない現状にてこれだけの時価総額を誇り、多くの企業や技術者から協力を受けているのは、イーサリアムに対する期待が大きいものであるからに違いありません。
イーサリアムの課題
イーサリアムの課題についてはあまり語られることがありませんが、私は大きく二つの問題点があると考えております。
発行上限がない
一つ目は、イーサリアムには発行上限が決められていない事。いまだ開発段階であるため仕方のないことではありますが、他の暗号通貨が軒並み発行上限を決めているところ、イーサリアムだけ発行上限を決めていないというのはいかがなものかと思います。発行上限の少ないビットコインは値段が高めですし、発行上限の多いリップルは「べ段が低めです。一単位当たりの値段は、通貨の信用にもかかわってくるので、いまだ決まっていないのは少し心配であります。
Ploof of Stakeは本当にうまくいくのか
Ploof of Stakeは、持っていれば持っているほど権力を握るという結果を生むので、イーサリアムを使わずにため込むという、経済効率という観点からふさわしくない状態を生む可能性があります。
イーサリアムを購入できる取引所
ビットフライヤーとコインチェックの2取引所で購入可能です。